場所 | 長野県大町市/富山県中新川郡立山町 |
年月日 | 2024年7月6日(土) 日帰り |
天候 | 曇一時雨後曇。標高2700m以上はずっとガス。西寄りの風強し |
山行種類 | 残雪期の一般登山 |
交通手段 | マイカー |
駐車場 | 扇沢駅直下の有料駐車場より下に市営無料駐車場あり。ただしハイシーズンには早朝に満車になるので注意 |
登山道の有無 | あり |
籔の有無 | 大沢小屋付近で笹のはみ出しあり。笹が濡れている時は雨具必携 |
危険個所の有無 | 針ノ木峠〜針ノ木岳間の標高2730m付近の20mくらいの短距離のみ固く締まった急な残雪がありアイゼンとピッケルが役立った。ただし、下山時に小屋のスタッフが鍬等を持って上がっていったので、おそらく雪切されて安全に通過できるようになったと思われる |
山頂の展望 | 晴れれば大展望 |
GPSトラックログ (GPX形式) | ここをクリックしてダウンロード |
コメント | 良くない天気予報だったが針ノ木岳を目指すことに。一時的ながら久しぶりに本降りの雨に降られてゴアを着ての行動となり、稜線ではずっとガスの中で展望は無かった。大沢小屋荷上げ道の篭川に架かる橋は既にかかっていて大助かりだった。針ノ木雪渓は夏場に最下流の橋がかかる場所から蓮華沢出合まで雪の上を歩き、これより上部は峠まで夏道が出ていてアイゼン不要だった。ただし針ノ木峠〜針ノ木岳間で20mほどの短距離のみピッケル、アイゼンが必要な急で固く締まった雪があったが、下山時に針ノ木小屋のスタッフが作業具を持って上がっていったので、おそらく今は雪切されて安全に通過できるようになったと思う。雪切しなくても来週には雪はほぼ消えてしまうだろう。高山植物の開花はピークに近く、蓮華岳方面のコマクサは満開だった。針ノ木岳ではシロウマオウギを見ることができてびっくり! |
2754m東側平坦地のコマクサ群落。密度は低いが広範囲に分布し、コマクサの総数は1000を越えるのでは? 今がちょうど見頃だった |
花の種類 |
場所 |
開花状況 |
クサノオウ | 駐車場付近 | 終わりに近い |
ベニバナイチヤクソウ | 林道 | 花盛り |
ミヤマタネツケバナ | 林道〜大沢小屋荷上げ道 | 終わりに近い |
ミヤマカラマツ | 林道〜針ノ木雪渓下部 | 咲き始め |
ズダヤクシュ | 大沢小屋荷上げ道〜大沢小屋付近 | ほぼ終わり |
ノビネチドリ? | 大沢小屋荷上げ道 | 咲き始め |
ツマトリソウ | 大沢小屋荷上げ道、稜線 | 花盛り |
マイヅルソウ | 大沢小屋荷上げ道、稜線 | 荷上げ道では花盛り、稜線では咲き始め |
ミヤマキンポウゲ | 大沢小屋荷上げ道、針ノ木雪渓下部 | 花盛り |
キジムシロ | 大沢小屋荷上げ道 | ほぼ終わり |
タニウツギ | 大沢小屋荷上げ道〜針ノ木雪渓下部 | 終わりに近い |
オトギリソウ | 大沢小屋荷上げ道 | 1株しか花を見ていないので不明 |
カラマツソウ | 大沢小屋荷上げ道、針ノ木雪渓下部 | 咲き始め |
オオバミゾホオズキ | 林道〜針ノ木雪渓下部 | 花盛り |
ミズキ | 針ノ木雪渓下部 | 花盛り |
ミヤマニガイチゴ? | 針ノ木雪渓下部 | 1株しか花を見ていないので不明 |
オオバギボウシ | 針ノ木雪渓下部 | 咲き始め |
ニッコウキスゲ | 針ノ木雪渓下部 | 花盛り |
オオコメバツツジ | 針ノ木雪渓下部 | 咲き始め〜花盛り |
ニガナ | 針ノ木雪渓下部 | 咲き始め |
シロバナニガナ | 針ノ木雪渓下部 | 咲き始め |
タテヤマウツボグサ | 針ノ木雪渓下部 | 咲き始め |
ミヤマダイコンソウ | 針ノ木雪渓下部、稜線 | 花盛り |
ツガザクラ | 針ノ木雪渓下部、稜線 | 花盛り〜終わりに近い |
コメバツガザクラ | 針ノ木峠付近 | 花盛り |
ショウジョウバカマ | 針ノ木雪渓上部〜稜線 | 花盛り |
チングルマ | 針ノ木雪渓上部〜稜線 | 咲き始め〜終わりまで場所によって開花状況が異なる |
アオノツガザクラ | 針ノ木雪渓上部〜稜線 | 咲き始め |
コイワカガミ | 針ノ木雪渓上部〜稜線 | 花盛り |
ナナカマド | 針ノ木雪渓上部〜稜線 | 咲き始め〜花盛り |
ハクサンシャクナゲ | 稜線 | 咲き始め |
オオヒョウタンボク | 針ノ木峠付近稜線 | 花盛り |
ゴゼンタチバナ | 稜線 | 花盛り |
ベニバナイチゴ | 稜線 | 咲き始め〜花盛り |
コケモモ | 稜線 | 花盛り |
イワツメクサ | 稜線 | 咲き始め〜花盛り |
クモマスミレ | 稜線 | 咲き始め〜花盛り |
コマクサ | 蓮華岳側の稜線 | 花盛り |
ミツバオウレン | 稜線 | 花盛り |
バイカオウレン | 稜線 | 花盛り |
ミネズオウ | 蓮華岳側の稜線 | ほぼ終わり |
タカネヤハズハハコ | 稜線 | 咲き始め |
ミヤマキンバイ | 稜線 | 花盛り〜終わりに近い |
キバナシャクナゲ | 稜線 | 花盛り |
イワベンケイ | 稜線 | 終わりに近い |
タカネイワクサ | 蓮華岳付近 | 咲き始め |
ウメハタザオ | 蓮華岳付近 | ほぼ終わりで咲き残りのみ |
クロマメノキ | 稜線 | 数が少なく不明 |
ヒメイチゲ | 稜線 | 1株しか花を見ていないので不明 |
ヒメクワガタ | 稜線 | 1株しか花を見ていないので不明 |
シナノキンバイ | 稜線 | 咲き始め〜花盛り |
ミヤマクワガタ | 針ノ木岳付近 | 咲き始め |
ミネウスユキソウ | 針ノ木岳付近 | 葉っぱが出ているだけ |
イワオウギ | 針ノ木岳付近 | 咲き始め |
ミヤマオダマキ | 針ノ木岳付近 | 花盛り |
イワウメ | 針ノ木岳付近 | 花盛り |
シコタンソウ | 針ノ木岳付近 | 咲き始め |
ミヤマシオガマ | 針ノ木岳付近 | 数が少ないが花盛り |
ハクサンイチゲ | 針ノ木岳付近 | 1株だけ花が咲いていた |
ミヤマアマナ | 針ノ木岳付近 | 終わりに近い |
シロウマオウギ | 針ノ木岳付近 | 1、2株だけ花が咲いていた |
夜中2時過ぎに第一駐車場を出発 | 登山口 |
林道に入る | 林道終点 |
堰堤の梯子(サイズの都合で横向きだが実際は縦) | 篭川に架かる橋。水滴は雨ではなく激流のしぶき |
橋を渡って長靴をデポ | 大沢小屋。今年の営業は無い |
3週間前は無かった梯子 | 標高1800m付近で篭川河原に出る |
標高1840m付近で雪渓に乗る。ここで雨が降ってきた | 雪渓の要所には目印が立っていた |
マヤクボ沢出合。往路は針ノ木峠に向かったが、マヤクボ沢は既に雪が途切れていて利用不可だった | |
標高2240m付近。まだ雪があるのでそのまま登った | 標高2280m付近。ここで夏道に乗った |
標高2290m付近。この先はアイゼン不要 | 爺ヶ岳も雲に入っていた |
標高2320m付近 | ショウジョウバカマはあちこちで花盛り |
標高2400m付近。雪切されていた | 標高2410m付近 |
アオノツガザクラ | 標高2450m付近でガスに突入 |
チングルマ | コイワカガミ |
ナナカマド | 標高2490m付近 |
コメバツガザクラ | 針ノ木峠直下 |
針ノ木峠 | 針ノ木小屋。今年の営業は始まっている |
まずは蓮華岳へ向かう。アイゼン等はデポ | オオヒョウタンボク |
ミヤマダイコンソウは花盛り | ハクサンシャクナゲ |
ゴゼンタチバナ | マイヅルソウ |
ベニバナイチゴ | コケモモは花盛り |
標高2680m付近。風が強いが予想以下で行動に問題なし | イワツメクサ |
クモマスミレ | コマクサ |
ミツバオウレン | ミネズオウはほぼ咲き終わり |
タカネヤハズハハコ | ミヤマキンバイ |
大沢を見下ろす。もう雪はほとんど無い | キバナシャクナゲ |
ツガザクラ | イワベンケイ |
タカネツメクサ | 蓮華岳西の肩 |
蓮華岳東の肩(山頂) | 三角点と東尾根 |
ウメハタザオの唯一の咲き残り | 2754m峰〜2750m峰間はコマクサの大群落 |
クロマメノキ | 針ノ木峠を見下ろす。往路より雲が高くなった |
デポした荷物を回収 | 峠から雪渓を見下ろすが人の姿は無い |
ツマトリソウ | バイカオウレン |
テント場の雪は消えていた | アオノツガザクラ |
標高2640m付近 | シナノキンバイ |
標高2640m付近からトラバース開始だが雪無し | おそらくヒメクワガタ |
標高2730m付近で固く締まった残雪登場。アイゼン着用 | 20m程で残雪を抜ける。これ以降は雪無し |
アイゼン、ピッケルをデポ | ミヤマクワガタ |
ミネウスユキソウ | クモマスミレ |
イワオウギ。まだごく初期の咲き始め | 針ノ木岳山頂はガスの中 |
ミヤマキンバイ | イワウメ |
シコタンソウ | ミヤマシオガマ |
ハクサンイチゲは1株だけ見かけた | チシマアマナは終わりかけ |
ミヤマオダマキ | まさかのシロウマオウギ発見! |
スバリ岳方面もガスの中 | 山頂直下のマイヅルソウはまだ蕾だった |
残雪の上端を迂回すればアイゼン無しで行けそうだった | ヒメイチゲ |
マヤクボ沢の雪は途切れていた | 雲の底が高くなって標高2700m付近 |
爺ヶ岳は雲の外に出た | 南側の展望。そのうちに大天井岳も雲から出た |
針ノ木小屋のスタッフ。おそらく雪切に上がったのだろう | 針ノ木峠を見下ろす |
針ノ木峠から針ノ木雪渓を見下ろす。まだ人の姿が無い | 標高2480m付近 |
標高2300m付近 | 標高2280m付近 |
標高2220m付近 | 蓮華沢は流れが出ていた |
標高2220m付近で雪渓に乗る | 最初にすれ違った2人パーティー×2組 |
標高2070m付近 | 左岸岩場上部に咲いていたミヤマダイコンソウ |
標高1920m付近から上流を見上げる | 標高1870m付近 |
標高1840m付近で夏道に乗る | 最下流の橋の材料。2週間後くらいにはかかっていると思う |
最下流の橋がかかる場所への入口 | 標高1800m付近で左岸高巻きの夏道に入る |
ニガナ | シロバナニガナ |
タテヤマウツボグサ | オオコメツツジ |
ニッコウキスゲ | オオバギボウシは咲き始め |
ミヤマニガイチゴっぽい | ミヤマカラマツ |
カラマツソウ | ミズキ |
大沢小屋 | 登山道は藪が刈り払われていた |
荷上げ道はまだ濡れた笹がはみ出す | オオバミゾホオズキ |
オトギリソウ | 一応、軽く刈り払いされていた |
篭川にかかる橋 | ミヤマキンバイかと思ったがキジムシロだった |
ミヤマキンポウゲの群落 | マイヅルソウ |
ツマトリソウ | まだ蕾だがどうもノビネチドリっぽい |
ズダヤクシュ | まだ稜線は雲の中 |
堰堤の2連梯子 | 林道終点 |
ミヤマタネツケバナ | ミヤマカラマツ |
林道のぬかるんだ箇所。う回路あり | ベニバナイチゴは花盛りだった |
今年は草のはみ出しが多い | 林道入口。隣は樹林を伐採して工事中 |
登山道に新たにできた沢 | いつもの水浴び場 |
扇沢有料駐車場 | クサノオウ。駐車場付近でのみ見かけた |
第一駐車場到着。まだまだ空きがあってびっくり |